ストレージパリティ二次公募が8月27日に開始——締切は10月2日正午、残35日
環境省の「ストレージパリティ」二次公募が2026年8月27日(木)に開始されました。締切は2026年10月2日(金)正午 必着で、残35日です。
対象は太陽光発電設備と蓄電池を同時に導入する事業。蓄電池だけの申請は原則できません。例外はペロブスカイト太陽電池の導入支援事業と組み合わせる場合のみです。
補助率・上限額は環境省の報道発表に記載がなく、本記事の作成時点では未確認です。EICの公募要領で必ず確認してください。なお系統用蓄電池(front-of-meter)は対象外です。
既設PVサイトへの後付け蓄電池の提案は、この補助金では通らない。屋根の耐荷重に不安がある案件は、ペロブスカイト事業との併用が最も補助を積める導線になる。
1. 何が始まったのか
要点まとめ 「消印有効」ではなく必着
正式名称は長いです。令和8年度「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(民間企業等による再エネの導入及び地域共生加速化事業)」のうち、(1)ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業。この二次公募が始まりました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公募期間 | 令和8年8月27日(木)〜2026年10月2日(金)正午(必着) |
| 所管 | 環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室 |
| 執行団体 | 一般財団法人環境イノベーション情報機構(EIC) |
| 対象 | 太陽光発電設備及び蓄電池(定置用または車載型)を同時に導入する事業 |
| 例外 | ペロブスカイト太陽電池の社会実装モデル創出に向けた導入支援事業(設備等導入事業)でペロブスカイトを導入する場合に限り、併設型の定置用蓄電池のみの申請も受付 |
| 補助率・上限額 | 未確認(環境省の報道発表に記載なし。EICの公募要領を参照) |
2. 対象になる構成、ならない構成
要点まとめ 蓄電池だけでは申請できない
設計上の要点は「蓄電池単独では申請できない」ところにあります。太陽光発電設備との同時導入が原則なので、既設のPVサイトに蓄電池を後付けする提案は、このスキームから外れます。提案を組む側からすると、ここを取り違えると案件が丸ごと不適格になります。
例外規定が効く場面もあります。ペロブスカイト太陽電池の社会実装モデル創出に向けた導入支援事業(設備等導入事業)でペロブスカイトを導入する場合に限り、併設型の定置用蓄電池のみの申請が認められます。耐荷重が足りない屋根や、軽量PVでなければ載らない案件では、この二事業を併用する導線がいちばん補助を積める形になります。
3. 系統用蓄電池は対象外
本事業は需要家側(behind-the-meter=電力メーターの内側、つまり自家消費のために置く設備)の蓄電池を対象にした制度です。国内では最大級の常設補助にあたります。
系統側に置く系統用蓄電池(front-of-meter)は含まれません。系統用の案件を進めている方にとって、この公募は直接の資金源にはならないという整理になります。
4. 締切から逆算した準備
要点まとめ 準備で効くのは実績データと見積
締切は10月2日の正午必着。1か月強しかありません。EICの様式・エネルギー使用量の実績・見積の準備は、9月中旬が実務上の分水嶺になります。
あなたが取るべき行動
- 今週中に、EICの公募ページから公募要領と様式一式をダウンロードする。補助率・上限額・申請要件は本記事では未確認なので、ここは自分の目で確認する必要があります。
- 9月上旬までに設備構成を確定する。太陽光と蓄電池の同時導入になっているか、蓄電池だけの提案になっていないかを点検します。屋根の耐荷重に不安がある案件は、ペロブスカイト事業との併用を検討します。
- 9月中旬までにエネルギー使用量の実績データを揃え、見積を確定させる。ここが遅れると10月2日には間に合いません。
- 9月下旬に様式の記入を終え、社内決裁を通す。「正午必着」なので、当日朝の投函・送信では間に合わないことがあります。
5. 未確認・注意点
事業名称に「価格低減促進」と入っていることの意味も押さえておきたいところです。設備価格が下がることを前提に、補助単価を年度ごとに切り下げていく構造の制度です。「来年も同じ条件で出る」と考えて先送りする理由にはなりません。
- 補助率と上限額は本記事では未確認です。環境省の報道発表に記載がなく、EICの公募要領PDFを取得できていないため、数値を書いていません。推測値も置きません。申請判断はEICの公募要領で行ってください。
- 一次公募の実施状況・採択件数・残枠の規模は確認していません。二次公募が「残枠を取りにいく機会」であることは制度の一般的な性格からの説明であり、今回の残枠量を示す情報は入手していません。
- 令和9年度の概算要求は2026年8月29日〜8月31日に公表される見込みです。来年度の制度が同じ形で続くかどうかは、この概算要求で最初の手がかりが出ます。
- 「価格低減促進」の名のとおり補助単価は年度ごとに切り下がる構造ですが、令和9年度の具体的な単価水準は未確定です。
よくある質問
蓄電池だけで申請できますか。原則できません。対象は太陽光発電設備及び蓄電池(定置用または車載型)を同時に導入する事業です。例外として、ペロブスカイト太陽電池の社会実装モデル創出に向けた導入支援事業(設備等導入事業)でペロブスカイトを導入する場合に限り、併設型の定置用蓄電池のみの申請も受け付けられます。
対象外です。本事業は太陽光発電設備との同時導入を前提とした需要家側(behind-the-meter)の設備が対象で、系統側に置く系統用蓄電池(front-of-meter)は含まれません。
環境省の報道発表には記載がなく、本記事の作成時点では未確認です。EICの公募要領に記載されているため、そちらで確認してください。本記事では推測した数値を記載しません。
2026年10月2日(金)正午(必着)です。2026年8月28日時点で残35日です。「必着」であり「消印有効」ではない点に注意してください。
本事業は太陽光発電設備と蓄電池の「同時導入」が要件です。後付けのみの構成はこのスキームから外れます。具体的な線引きはEICの公募要領で確認してください。
対象は「蓄電池(定置用又は車載型)」とされており、車載型も含まれます。ただしペロブスカイトとの併用による例外規定の対象は「併設型の定置用蓄電池」です。
まとめ
- 環境省「ストレージパリティ」の二次公募が令和8年8月27日(木)に開始。締切は2026年10月2日(金)正午 必着で、2026年8月28日時点の残日数は35日。
- 正式名称は令和8年度「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(民間企業等による再エネの導入及び地域共生加速化事業)」のうち(1)ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業。
- 所管は環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室、執行団体は一般財団法人環境イノベーション情報機構(EIC)。
- 対象は太陽光発電設備及び蓄電池(定置用または車載型)を同時に導入する事業。蓄電池単独の申請は原則不可で、既設PVへの後付けのみの構成は外れる。
- ペロブスカイト太陽電池の社会実装モデル創出に向けた導入支援事業でペロブスカイトを導入する場合に限り、併設型の定置用蓄電池のみの申請も受け付ける。
- 補助率・上限額は環境省の報道発表に記載がなく未確認。EICの公募要領で確認する。
- 系統用蓄電池(front-of-meter)は対象外。
発行・監修
出典(一次情報)
- 環境省 報道発表「令和8年度 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(民間企業等による再エネの導入及び地域共生加速化事業)」二次公募https://www.env.go.jp/press/press_05472.html
- 一般財団法人環境イノベーション情報機構(EIC)公募ページ(公募要領・様式の掲載先)https://www.eic.or.jp/eic/topics/2026/st_r08/1st/
出典: BESS media(株式会社エコ革)
https://bessnews.jp/institutional/proffessional/4626203102004/
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