【2026年10月版】これから始める系統用蓄電池|いまの常識7つと事業の始め方8ステップ
「系統用蓄電池を始めたい」という相談の中身は、この1年で大きく変わりました。以前は「どの市場で稼ぐか」が最初の話題でしたが、2026年10月のいまは「どこでつなげるか」「土地の権利を出せるか」から話が始まります。これから系統用蓄電池の事業に入る方に向けて、いま押さえておきたい前提を7つ、用地探しから運転開始までの進め方を8つのステップに分けて書きました。毎月、その月の制度の動きに合わせて書き直します。
蓄電池の接続検討(2025年度)
24,880件 前年度の約2.6倍
接続検討の申込上限(8月1日から)
5〜12件 1事業者あたり
用地書類の提出期限(10月1日から)
原則2か月 連系承諾から
長期脱炭素 第4回のリチウムイオン枠
40万kW 第3回の落札は170万kW
要点
- 系統用蓄電池は、どこでつなげるかで事業の成否が決まる段階に入りました。蓄電池の接続検討は2025年度に24,880件と前年度の約2.6倍に増え、申込件数の上限、保証金の引き上げ、用地書類の提出期限といった絞り込みが2026年に続けて始まっています。
- 収入は卸電力市場、需給調整市場、容量市場と長期脱炭素電源オークションの組み合わせで考えるのが前提です。需給調整市場のΔkW上限価格は9月から10.00円に下がり、長期脱炭素電源オークションのリチウムイオン蓄電池の枠は40万kWに絞られました。
- 始める順番は、用地、系統、機器と許認可、資金、運転の準備です。10月1日以降に契約申込みを受け付ける案件は、連系承諾から原則2か月以内に用地の権利を示す書類を出せないと連系の予約が取り消されます。土地は系統より先に固めます。
いまの常識7つ(2026年10月時点)
1年前に調べた知識のままだと判断を誤りやすいものから順に並べました。
常識1 系統の枠に、申込みが殺到している
系統用蓄電池の接続検討の受付は、2022年度の594件から、2023年度1,599件、2024年度9,544件、2025年度24,880件と増えてきました。2026年4〜6月も6,099件で、全電源の受付件数の89%を蓄電池が占めています。2022年度から2025年度までの3年で、約42倍になった計算です。
契約申込みまで進んだものでも、2025年12月末時点で3,759件・2,868.8万kWあります(沖縄を除く)。国の系統整備の長期展望は、2050年の蓄電池の設備量を24GW(2,400万kW)と置いています。申込みの量だけで、すでにその前提を上回っているわけです。
押さえる1点:申込みの数と、実際に建つ数は別物です。系統の枠を確保して、工事を最後まで進められた案件だけが事業になります。
常識2 系統の入口は、2026年に一気に狭くなった
申込みの急増を受けて、空押さえ(建てる見込みが薄いまま系統の枠を押さえること)を減らす対策が今年、立て続けに始まりました。
- 4月から:系統用蓄電池の契約申込みは、申込み時の保証金が工事費負担金の10%になりました。工事費負担金の分割払いも、初回で累計50%、2回目で累計75%まで払う形に改められています。
- 8月1日から:接続検討の申込みに、1事業者あたりの件数上限がかかりました。北海道・北陸・中国・四国の5件から関西の12件までで、東京は11件、沖縄電力は上限を設けていません。上限を超えた申込みは検討されません。
- 10月1日から:FIT・FIP以外の電源は、連系承諾から原則2か月以内に事業用地の使用権原を示す書類を出す必要があります。出さなければ連系の予約が取り消されます。
反対に、混雑するときは充電を止めることを条件に、系統の枠を確保しないままつなげる仕組み(順潮流側のノンファーム型接続)は、導入までに5〜7年かかる見込みです。それまでのつなぎとして2025年4月に始まった早期連系追加対策も、適用は蓄電池の接続全体の約3%(容量ベース)にとどまっています。
押さえる1点:系統の枠は、お金と土地の裏付けがある申込みから順に回る仕組みに変わりました。
常識3 収入は1本ではなく、組み合わせで考える
系統用蓄電池が売れるものは、電気そのもの(kWh)、需給のずれを埋める調整力(ΔkW)、将来の供給力(kW)の3種類です。どれか1つで投資を回収する計画は、2026年に入って立てにくくなりました。
| 収入源 | 売るもの | 2026年10月時点の注意点 |
|---|---|---|
| 卸電力市場(JEPX) | 安い時間に充電し、高い時間に売る価格差(kWh) | 値差は天候と需給で毎日変わる。時間前市場は9月30日に新システムへ移った |
| 需給調整市場(EPRX) | 調整力(ΔkW) | 一次・二次①・複合のΔkW上限価格が、9月1日の実需給分から15.00円→10.00円/ΔkW・30分に下がった |
| 容量市場 | 4年後の供給力(kW) | 1日1回以上・連続3時間以上運転できれば安定電源に区分。区分の運用を見直す議論が始まっている |
| 長期脱炭素電源オークション | 長期間の固定的な収入(kW) | 第4回のリチウムイオン蓄電池は40万kW・超過落札なし。送電端3万kW以上・連続6時間以上が応札の条件 |
長期脱炭素電源オークションは、第3回のリチウムイオン蓄電池の落札が170万kWだったのに対し、第4回の枠は40万kWです。経済安全保障推進法の供給確保計画で認定を受けたメーカーのセルを使う案件が先に約定するので、セルをどこから買うかで当落の順番まで変わります。
売り先の選択肢は増えそうです。小売電気事業者が供給力を前もって確保した手段として相対契約を認め、電力先物は当面認めない、という整理案が9月18日の審議会に出ました。蓄電池の電気を長期契約で買ってくれる相手が増える可能性があります。
押さえる1点:長期の固定収入は枠が狭く、市場収入は天井が下がりました。複数の収入を組み合わせ、強気と弱気の両方で試算しておくのがいまの前提です。
常識4 何時間ためられるかで、狙える収入が決まる
出力(kW)が同じでも、ためられる量(kWh)が違えば別の設備です。容量市場で安定電源に区分されるには連続3時間以上、長期脱炭素電源オークションに応札するには送電端3万kW以上で連続6時間以上の運転が求められます。SIIの補助金でも、リチウムイオン以外の長期エネルギー貯蔵で6時間以上ためられるものは、補助率が3分の2以内に上がります。
狙う収入を先に決めてから、蓄電時間を決めます。順番を逆にすると、設備を決めたあとで要件に届かないと分かる、ということが起きます。
押さえる1点:kWは「一度にどれだけ出せるか」、kWhは「どれだけ続けられるか」。制度の条件は、この2つの組み合わせで書かれています。
常識5 機器の要件は、連系する時期で変わる
2027年4月の系統連系技術要件の改定で、蓄電池にはJC-STAR★1を取得した製品の使用が求められます。低圧(50kW未満)は半年遅れの2027年10月からです。特別高圧で2MW以上の蓄電池は、2028年4月から、中央からの指令に合わせて出力を変える機能(LFC・EDC)と、周波数の変化に自動で応じる機能(LFSM)が必須になる予定です。それより前に連系した設備にさかのぼって求めることはありません。
火災への備えでは、消防庁の消防予第558号(2025年12月23日)が、蓄電池設備の出火防止措置の標準規格にUL1973を、延焼防止措置の標準規格にUL9540を加えました。リチウムイオン蓄電池を耐火性収納箱に収めたときの危険物の数え方は、2024年7月の消防危第200号に示されています。
押さえる1点:PCSやEMSに求められる機能は、連系がいつになるかで変わります。発注の前に、連系の時期を決めておきます。
常識6 運転中のコストも上がる
蓄電池は系統へ放電するとき、発電する側として発電側課金を払います。基本料金(kW課金)はかかり、電力量料金(kWh課金)は、系統から充電した電気を放電する分なら対象外です。充電するときは、需要側の託送料金がかかります。
11月1日には、一般送配電9社がそろって託送料金を改めます。発電側課金の平均単価は全エリアで上がり、1kWhあたり東京エリアは0.50円から0.57円、北海道エリアは0.64円から0.79円です。平均単価は基本料金と電力量料金をならした値なので、蓄電池にかかる額は接続先エリアの約款で基本料金を見て計算します。
押さえる1点:収支の試算は、11月以降の接続先エリアの単価で引き直します。蓄電池に効くのは、kWhの単価よりkWあたりの基本料金です。
常識7 補助金は「連系承諾まで進む案件」のためのもの
SII(環境共創イニシアチブ)の令和7年度補正「系統用蓄電システム等導入支援事業」は、最大受電電力1,000kW以上が対象です。リチウムイオン電池の場合、1,000kW以上1万kW未満は補助率3分の1以内・上限10億円、1万kW以上3万kW未満は3分の1以内・上限25億円、3万kW以上は2分の1以内・上限40億円です。
締切は11月4日17時必着です。補助事業の完了には、連系承諾、設置工事、試運転、経費の支払いのすべてが要り、最終期限は単年度事業で2027年2月18日、3年の事業でも2029年1月19日です。交付決定(2027年1月上旬以降の予定)より前に発注した経費は対象になりません。
次の公募の財源として、経済産業省は令和9年度の概算要求に399億円を計上しました(令和8年度当初は350億円)。額が決まるのは12月の政府予算案です。東京都の系統用大規模蓄電池導入支援事業(助成率3分の2以内・上限20億円)は、令和8年度の受付を9月30日で締め切りました。
押さえる1点:用地探しから始める段階なら、今回の締切に合わせるより、次の公募までに系統と用地を固めておくほうが現実的です。
事業の始め方8ステップ
2026年10月のルールに合わせた順番です。1年前の進め方とのいちばんの違いは、系統の申込みより前に土地の権利を固める点にあります。
STEP 1事業の形と規模を決める
自社で保有して自社で市場に入札するのか、運用をアグリゲーター(特定卸供給事業者)に任せるのかを決めます。あわせて、狙う収入(常識3)と、それに合う出力と蓄電時間(常識4)を決めます。長期脱炭素電源オークションを狙うなら送電端3万kW以上・連続6時間以上で、他の電源との併設はできません。
規模は国への届出にも関わります。小売電気事業などに供する接続最大電力の合計が1万kWを超えると、発電事業の届出が必要になり、OCCTOへの加入と毎年度の供給計画の提出も加わります。発電事業に当たらなくても、出力1,000kW以上なら特定自家用電気工作物接続届出書を出します。
確かめること:補助金を使うなら最大受電電力1,000kW以上。長期脱炭素なら3万kW以上・6時間以上。
STEP 2候補地を探す
最初に見るのは系統の空き具合です。各送配電会社が空容量のマップを公表しており、OCCTOと東京電力パワーグリッドは2031年度の系統混雑の見通しも出しています。混雑する場所は出力制御のリスクがある一方、再エネの電気が余る時間に充電できる場所でもあります。
土地の側では、地目と農地転用、都市計画、自治体の条例、近隣への騒音を確かめます。都市計画法では、国土交通省の技術的助言(2025年4月8日)をもとに、電気事業の用に供する電気工作物に当たらない、危険物を含む蓄電池を第一種特定工作物として扱い、開発許可を求める自治体が出てきました。千葉市は2025年9月に取扱いを公表し、浜松市は同年12月1日から新しい取扱いを始めています。経済産業省のQ&Aでは、発電事業者でない事業者の蓄電池は電気事業の用に供する電気工作物に当たりません。
確かめること:候補地の自治体が、系統用蓄電池を開発許可の対象にしているか。条例の有無。
STEP 3用地の権利を固める
10月1日以降に契約申込みを受け付ける案件は、連系承諾から原則2か月以内に、事業用地の使用権原を示す書類を送配電会社に出す必要があります。北海道電力ネットワークは、書類を原則として登記簿謄本とし、土地の権利者と申込者が違う場合に使う使用許諾書の指定書式を公開しました。
地権者との売買や賃貸借の合意は、系統の申込みより前に取りつけておきます。合理的な理由で提出が難しいと認められれば送配電会社が別の期間を定めますが、それを当てにして計画を組むのは危ういと編集部は考えます。
確かめること:登記上の権利者は誰か。申込者と違うなら、使用許諾書を出してもらえるか。
STEP 4事前相談と接続検討
送配電会社への事前相談(任意)で系統の状況を聞いてから、接続検討を申し込みます。接続検討は受付から原則3か月(インバーターを使う500kW未満の案件は2か月)で、対策工事の内容、工期、工事費負担金の概算が回答されます。検討料がかかります。
申込みには1事業者あたりの件数上限があるので、候補地を絞り込んでから出します。九州電力送配電は10月7日から事前相談をWebで受け付け、12月8日以降はWebだけになります。
確かめること:そのエリアの件数上限と、すでに使っている件数。
STEP 5契約申込みと連系承諾
接続検討の回答に納得できたら契約申込みに進みます。申込みから連系承諾までは原則6か月で、2026年4〜6月に回答された案件では18.9%がこの期間を超えました。系統用蓄電池は申込み時の保証金が工事費負担金の10%で、承諾後の工事費負担金の分割払いも、初回で累計50%、2回目で累計75%まで払います。
連系承諾が出た日から、用地書類の2か月の期限が動き出します(STEP 3)。
確かめること:工事費負担金の支払い時期と、それに合う資金の手当て。
STEP 6機器・EPCと許認可
連系の予定時期から逆算して、JC-STAR★1、グリッドコード(特別高圧2MW以上は2028年4月からLFC・EDC・LFSM)、消防の基準に合う機器を選びます。長期脱炭素電源オークションを狙うなら、セルが経済安全保障推進法の認定メーカーの製品かも確かめます。
許認可は、消防(危険物の届出や火災予防条例)、都市計画法の開発許可、電気事業法の届出と保安が中心です。高圧以上の設備は、保安規程の届出と電気主任技術者の選任(外部委託を含む)が要ります。
確かめること:連系予定が2027年4月以降か、2028年4月以降か。機器の仕様はそこで分かれる。
STEP 7資金を組む
補助金、融資、長期の固定収入を組み合わせます。補助金は交付決定より前に発注できないので、発注の時期を公募のスケジュールに合わせます。OCCTOは大規模電源への融資業務を新しく設ける案を出しており、9月11日の検証WGでは、融資はプロジェクト総額の3割が上限、金利は民間並みとする要件案が報告されました。投資回収の見通しを確かめる要件には、長期脱炭素電源オークションの落札案件が書き込まれています。
税制の特別償却を使えるかどうかは、早めに専門家と確かめておくと安心です。BESS NEWSでは、系統用蓄電池の特別償却を支援できる専門家の情報をまとめる準備を進めています。
確かめること:補助金の交付決定日と、機器の発注日・納期の前後関係。
STEP 8運転の準備
どの市場に、誰の名前で入るかを決めて手続を済ませます。自社で入札するなら、JEPXの取引会員、需給調整市場の取引会員、容量市場の参加登録などが要ります。運用を任せるなら、アグリゲーターとの契約で、充放電を誰が判断し、収益をどう分けるかを決めます。
運転を始めてからも確認ごとは続きます。調整力の指令と出力制御の指令が重なったときの扱いはEPRXが9月10日に公表しており、エリアごとの例外もあります。OCCTOのシステムに入るためのクライアント証明書のように、期限が切れると市場の手続に進めなくなるものもあります。
確かめること:自社運用か委託か。委託なら、指令への応動や出力制御の扱いが契約にどう書かれているか。
このページの用語
- 接続検討
- 送配電会社に「この場所・この規模でつなげるか」を調べてもらう手続。原則3か月で、工事の内容と工事費負担金の概算が回答される。系統用蓄電池は1事業者あたりの申込件数に上限がある。
- 連系承諾
- 契約申込みに対して、送配電会社が系統への接続を認めること。この日から用地書類の2か月の期限を数える。
- 空押さえ
- 建てる見込みが薄いまま、系統の枠だけを押さえておくこと。2026年の保証金の引き上げや件数上限は、これを減らすための対策。
- 使用権原
- その土地を事業に使える権利。所有権や賃借権などで、登記簿謄本や賃貸借契約書、使用許諾書で示す。
- ΔkW(デルタキロワット)
- 需給のずれを埋めるために出力を上げ下げできる幅。需給調整市場で取引される。
- 発電側課金
- 発電所や蓄電池が系統に電気を流すときに払う託送料金。蓄電池は系統から充電した分のkWh課金が対象外で、kW課金はかかる。
- ノンファーム型接続
- 混雑するときは制御を受けることを条件に、系統の枠を確保しないまま接続する方式。蓄電池の充電側への導入は5〜7年先の見込み。
よくある質問
編集部の見立て:いま始める人が最初にやること
ここからは編集部の見方です。2026年の系統ルールの変更は、どれも「本当に建てる案件を先に通す」方向を向いています。これから始める方にとっては、手続が厳しくなったというより、準備の順番がはっきり決まったと受け取るほうが実態に近いと考えています。
最初の1か月でやることを1つに絞るなら、候補地の系統の状況と土地の権利関係を同時に確かめることです。片方だけ進めても、接続検討の件数上限か、連系承諾後2か月の期限のどちらかで止まります。収入の試算は、ΔkW上限価格の引き下げと11月の発電側課金の改定を織り込んだ数字で作り直してください。
10月以降の主な日付は次のとおりです。
- 10月7日:九州電力送配電、事前相談のWeb申込を開始
- 10月13〜16日:長期脱炭素電源オークション、事業者情報の登録(電源等情報の登録は10月19〜23日)
- 11月1日:託送料金の改定(発電側課金の引き上げ)
- 11月4日17時:SII 系統用蓄電システム等導入支援事業の締切(必着)
- 12月8日:九州電力送配電の事前相談がWeb申込のみに
- 2027年1月19〜26日:長期脱炭素電源オークションの応札受付
このページは毎月書き直します。次の11月版では、10月に公表された一次情報を反映します。その月の動きを全部見たい方は、2026年9月の重要ニュースまとめもあわせてどうぞ。
数値照合表
本文に出した主な数値を、一次情報の該当箇所と1対1で並べました。
| # | 項目 | 本文の値 | 一次情報(出典・該当箇所) |
|---|---|---|---|
| 1 | 蓄電池の接続検討の受付件数 | 594件(2022年度)→1,599件→9,544件→24,880件(2025年度)、6,099件(2026年4〜6月・全電源の89%) | OCCTO 系統アクセス業務の実績(2026年4〜6月)表12・円グラフ |
| 2 | 系統用蓄電池の契約申込み | 3,759件・2,868.8万kW(2025年12月末、沖縄を除く。中部・中国は11月末) | 資源エネルギー庁 次世代電力系統WG 第7回 資料1-1 p.10 |
| 3 | 2050年の蓄電池設備量の前提 | 24GW(旧前提9GW) | OCCTO 第104回広域系統整備委員会 資料1(p.67〜68) |
| 4 | 契約申込み時の保証金と分割払い | 保証金は工事費負担金の10%、分割払いは初回で累計50%・2回目で累計75%(2026年4月以降の契約申込み) | 次世代電力系統WG 第7回 資料1-1 p.5 |
| 5 | 接続検討の申込件数の上限 | 1事業者あたり5〜12件、東京11件、沖縄電力は上限なし(2026年8月1日から) | 北海道電力ネットワーク/東京電力パワーグリッド ほか各社の公表 |
| 6 | 用地の使用権原の書類 | 連系承諾から原則2か月以内(2026年10月1日以降に契約申込みを受け付ける案件) | OCCTO 発電設備等に関する系統アクセスの流れ(2026年9月) |
| 7 | 順潮流側ノンファーム型接続と早期連系追加対策 | 導入まで5〜7年、早期連系追加対策の適用は約3%(容量ベース) | 次世代電力系統WG 第7回 資料1-1 p.9 |
| 8 | ΔkW上限価格(一次・二次①・複合) | 15.00円→10.00円/ΔkW・30分(2026年9月1日実需給分から) | EPRX 需給調整市場のΔkW上限価格について |
| 9 | 長期脱炭素電源オークション第4回のリチウムイオン蓄電池 | 単独枠40万kW・超過落札なし(第3回の落札170万kW)、送電端3万kW以上・連続6時間以上 | 資源エネルギー庁 電力安定供給WG 第6回 参考資料2/OCCTO 募集要綱 |
| 10 | 容量市場の安定電源の区分 | 1日1回以上・連続3時間以上 | OCCTO 第76回 容量市場の在り方等に関する検討会 |
| 11 | JC-STAR★1の要件化 | 2027年4月(低圧50kW未満は2027年10月) | 次世代電力系統WG 第7回 資料2 グリッドコードについて |
| 12 | 発電側課金(11月1日から) | 平均単価 東京 0.50円→0.57円/kWh、北海道 0.64円→0.79円/kWh(税抜) | 資源エネルギー庁 第4回電力事業環境整備WG 資料3 |
| 13 | SII 補助率・上限(リチウムイオン) | 1,000kW以上1万kW未満 1/3以内・10億円、1万kW以上3万kW未満 1/3以内・25億円、3万kW以上 1/2以内・40億円。締切2026年11月4日17時必着 | SII 公募要領 p.19(補助率)・p.20(事業期間・公募期間) |
| 14 | 令和9年度概算要求 | 399億円(令和8年度当初350億円) | 経済産業省 令和9年度 経済産業省関係 概算要求等の概要 p.14 |
| 15 | 発電事業の届出の要件 | 接続最大電力の合計が1万kW超。発電事業に当たらない1,000kW以上は特定自家用電気工作物接続届出書 | 資源エネルギー庁 発電事業に係る届出義務について Q&A(Q1・Q4・Q5) |
編集体制
このページはこう作っています
- BESS NEWSは一次情報主義を採ります。数値と日付は、官公庁・電力広域的運営推進機関・送配電会社・執行団体が公表した資料の記載から変えていません。
- このページは、これから系統用蓄電池の事業を始める方に向けた初級の解説で、毎月その月の制度の状況に合わせて書き直します。今回の内容は2026年10月6日時点のものです。
- 「押さえる1点」「確かめること」「編集部の見立て」は、一次情報に基づく編集部の解釈です。個別の案件の判断は、送配電会社・自治体・専門家に確かめてください。
出典(一次情報)
- OCCTO:系統アクセス業務の実績(2026年4〜6月)
- 資源エネルギー庁:次世代電力系統WG 第7回(2026年2月9日)資料1-1 系統用蓄電池をはじめとする発電等設備の迅速な系統連系に向けた対応について/資料2 グリッドコードについて
- OCCTO:第104回 広域系統整備委員会 資料1 広域系統整備に関する長期展望のレビューについて
- 北海道電力ネットワーク:系統用蓄電池の接続検討申込の受付件数上限
- 東京電力パワーグリッド:系統用蓄電池の接続検討申込みの受付件数上限について(2026年7月24日)
- OCCTO:発電設備等に関する系統アクセスの流れ(2026年9月)
- 北海道電力ネットワーク:発電設備等の契約申込みにおける事業用地の使用権原の提出要件化について
- 九州電力送配電:発電設備等に関する事前相談のWeb申込の開始
- EPRX:需給調整市場のΔkW上限価格について
- EPRX:調整力指令と出力制御指令が重複した場合の取り扱い
- OCCTO:第76回 容量市場の在り方等に関する検討会
- 資源エネルギー庁:電力安定供給WG 第6回 参考資料2
- OCCTO:長期脱炭素電源オークション 募集要綱等の公表について
- 資源エネルギー庁:第4回電力事業環境整備WG 資料4 小売電気事業者の量的な供給力確保の在り方について
- 資源エネルギー庁:第4回電力事業環境整備WG 資料3 託送供給等約款の変更届出について
- 東京電力パワーグリッド:発電側課金に関するFAQ
- OCCTO:第22回 グリッドコード検討会
- 消防庁:消防予第558号(2025年12月23日)
- 消防庁:消防危第200号(2024年7月2日)
- SII:令和7年度補正 系統用蓄電システム等導入支援事業 公募要領
- 経済産業省:令和9年度 経済産業省関係 概算要求等の概要
- クール・ネット東京:系統用大規模蓄電池導入支援事業
- 資源エネルギー庁:発電事業に係る届出義務について Q&A
- 千葉市:系統用蓄電池の開発許可制度上の取扱いについて
- 浜松市:系統用蓄電池の開発許可制度上の取扱いについて
- OCCTO:第103回 広域系統整備委員会(2031年度の系統混雑に関する中長期見通し)
- 資源エネルギー庁:第8回 電力広域的運営推進機関検証WG
- OCCTO:クライアント証明書の有効期限について
- JEPX:時間前市場の新システム稼働について
各資料の内容は2026年10月6日に確認しました。
出典: BESS media(株式会社エコ革)
https://bessnews.jp/technology/beginner/4629601405001/
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